居住中物件を売却する際の内覧の流れ

自宅を売却することになったら、興味を持っている方に実際に家の中を見せ、購入を検討してもらうことになります。これを内覧(ないらん)または内見(ないけん)と呼びます(案内または見学、と呼ぶ場合もあります)。


ここでは、内覧がどのように行われるのかをご説明します。



内覧希望はいつ頃から、どれくらいの頻度で入るのか?


売却活動を始めると(つまり不動産会社と媒介契約を結ぶと)、早ければ最初の週末から内覧の希望が入ります。売却件数が少ない人気物件や、条件が良い物件などは、比較的早い段階で複数の内覧希望が入ります。


立地や価格帯、周辺の競合物件の状況等にもよりますが、売り出し価格などの設定が適切であれば、一般的には1か月以内に最初の内覧が入ります。


内覧の件数は、普通の反応状況で月に2~5件くらいです。戸建てよりもマンションの方が、また高額の物件よりも手ごろな価格帯の物件の方が内覧の希望は多い傾向があります。


内覧希望が入りやすい曜日


曜日としては、やはり土日および祝日に内覧が多く入ります。平日の内覧希望もありますが、会社員の方は土日や祝日でないと都合がつかないことが多いので、どうしても土日に偏る傾向があります。前もって内覧の予約が入ることもあれば、当日になって急に内覧希望の連絡が来ることもあります。


売却活動中はこうした対応があるため、ご自身の予定より内覧を優先するスケジュール調整が必要になる場合もあります。良い買主を見つけるため、できるだけ都合を合わせ、多くの方に見てもらえるようにすると良いでしょう。


とはいえ、売却活動は長期に渡ることもありますから、土日の予定を全て空けておくのはなかなか難しいとは思います。その場合には、次のような対応をすることで、内覧希望の取りこぼしを防ぐことができます。


  • 土日のどちらかは予定を空けておき、内覧ができない週末を作らないようにする。

  • 都合の悪い日、対応できる日を予め決めて、事前に仲介担当者に伝えておく。


内覧の流れ


内覧では、不動産会社の担当者の立ち合いのもと、購入検討者が家を見学しに来ます。


売却を依頼している不動産会社の担当者が見学者を連れてくる場合と、別の不動産会社の担当者が見学者を連れてくる場合の2通りがあります。


いずれの場合も不動産会社の担当者が見学者を誘導して案内します。玄関を入って、まずはリビングから見て、その後各居室やキッチンや浴室等を移動しながら見ていく、という流れが一般的です。


家の購入にあたっては、収納スペースも重要なポイントですので、見学者がそれぞれの収納を開けて内部を確認することもあります。大抵の場合、見学者は「開けていいですか?」と確認してから収納スペースを開けますが、確認せずに開けられることもあります。


また、ベランダや庭にも出て、眺望や日当たり等を確認します。戸建ての場合には、外壁や屋根などの状態や、隣地境界の状況なども確認します。


一通り家の中を見終わった後は、担当者から補足の説明をしたり、見学者から質問がある場合もあります。所要時間は、物件の広さや見学者にもよりますが、おおむね15分から45分ほど、平均30分程度です。


内覧の結果の連絡


内覧した見学者の購入検討の結果については、通常、一週間以内くらいに売却担当者に連絡があります。


購入したい、という場合には、見学した当日か翌日くらいに連絡がくることが多く、遅くとも翌週末くらいには連絡があるのが一般的です。その際、購入希望者は、購入申込書(買い付け証明とも言われます)という希望金額等の条件を記入した書面を売却担当者に提出します。


一週間を超えても連絡が無い、または検討中と言いながら進捗状況の連絡がない、というような場合には、その見学者が購入申し込みを行う可能性はあまり高くありません。

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