査定依頼の注意点①心構え

査定依頼は、不動産会社にとっては、不動産の売却を任せてもらえるかどうかが決まる超重要なイベントです。そのことを知らずに、軽い気持ちで査定依頼をすると、思わぬ失敗をしてしまう可能性があります。ここでは、査定依頼をする時にはどんな心構えが必要なのかをご説明します。



不動産会社にとっての査定依頼の意味


不動産の売却を考えて、準備を進めていくと、不動産の価格を「査定」してもらう、ことが最初のステップになります。


「そうか、じゃあさっそく問い合わせをしてっと・・・」


イエイエ、ちょっと待ってください!


実はココ、売却の成否を左右する、本当に大事なところです。


不動産会社は、査定をスタートとして、営業活動を始めます。この営業活動というのは、あなたに「不動産をウチで売ってください!」と働きかけることです。


実は、査定依頼を受けた時点で、不動産会社の担当者はもう全開本気モードです。


なぜかというと、不動産の売買仲介という仕事では、自分が担当する売却物件が無いと業務の組み立てが非常に難しいからです。


売却物件を任せてもらえれば、その物件が売れたら売主様から仲介手数料がもらえますし、しばらく売れなくてもインターネットやチラシなどで不動産を買いたい人を集め、別の仕事につなげることができます。


担当売却物件の購入者を自分で見つけることができれば、購入者からも仲介手数料がもらえて、報酬を2倍にもできます。


購入者が家の買い替えで買うのなら、今の家の売却も担当できるでしょうし、広告を見て近くの人が自分も売りたいと相談してくれるかもしれません。


逆に、担当している売却物件がなければ、購入検討者を集めることもできず、売却を手伝う仕事もなければ、購入を手伝う仕事も無い、となってしまいがちです。


つまり、不動産会社から見ると、売却物件というのはそれ自体が仕事である上に、強力な集客ツールでもあります。


ですから、買う人を探すことよりも、売る人を探すことをはるかに重視しているのです。


実のところ、担当者がもっとも頑張るのが査定対応の時です。したがって、売却を依頼した後に、その担当者が査定対応を超えるパフォーマンスを出せることはありません。


査定対応の時に「いまいちな気が・・・」と思ったら、その不動産会社・担当者は避けたほうが良いでしょう。


このように、査定依頼は、最初にありながらも、最後まで効いてくる重要なステップですので、しっかり準備をして臨む必要があります。

© 2017 Fudousan Data Bank K.K.

お問い合わせ |  contact@fdb.co.jp